

いよいよ発売! NTTドコモ「dynapocket T-01B」
2010年6月18日(金)、NTTドコモのハイエンド・スマートフォン「dynapocket T-01A」の後継機として、「dynapocket T-01B」が発売になった。ということで、まずは、「dynapocket T-01B」の契約にあたって、最も気になる「端末価格」について、実際にいくつかの店頭で聞いてきた情報をお届けしよう。
記事中では、大まかな金額感をつかんでいただくために、わざとざっくりまとめている部分があります。最終的な金額は店頭や、ドコモのパンフレットでご確認ください。なお、記載は 2010年6月17日時点の情報で、その後のキャンペーン条件の見直し等がありますのでご注意ください。
今回の購入スタッフは、初ドコモ
Windows Phone FAN では、毎回、新機種が発売される度に「購入特集」をお届けしている。記事を読んでいただければ分かるとおり、毎回複数いる Windows Phone FAN スタッフの中から、該当機種を気に入った! というスタッフが購入に行っているのだ。当然、スタッフにもキャリアの好みなどがあり、意外と偏っていたりもする。今回、「dynapocket T-01B」の購入特集をお届けさせていただくのは、前回
までウィルコムの「W-ZERO3」シリーズを担当させていただいていたスタッフの私だ。
ということで、今回担当させていただく私は、NTTドコモ初体験。
実は、NTTドコモのPHSサービスが終了するまで、13年間 NTTのPHSを使い続けてきたのだが、気が付くとドコモになり、そのままサービス終了してしまったのだ。結果として、MOVA だ、FOMA だというものを、これまで一度も契約したことがない。(正しくは契約しようとしたことはあるが…、何だったか理由があって止めた。なんか身分証明書が2回認められなかったとかそういうしょうもない話だった気がする)
そんなわけで乗り換え組の皆様に優しい感じのレポートになるかもしれませんが、機種変更組にも配慮して、話を聞いてきたつもりですので、お付き合いをお願いします。
「dynapocket T-01B」は、2010年夏モデル中 3位の安さ
さて、まずは結論だ。「dynapocket T-01B」のドコモショップの定価は約 6.9万円ほど。
だが、これをヨドバシカメラ秋葉原店の店頭価格 (ケータイWatch調べ) で比較してみると、「dynapocket T-01B」の端末価格は発売済みの “最新のドコモ 2010年夏モデル” で 3番目の安さ。よく比較に用いられる新規一括バリュー価格で「\30,912」である。
カテゴリ | モデル名 | 新規一括バリュー一括価格 |
STYLE | F-08B | \29,904 |
STYLE | N-06B | \29,904 |
SMARTPHONE | dynapocket T-01B | \30,912 |
STYLE | F-07B | \48,048 |
STYLE | N-05B | \48,048 |
STYLE | SH-08B | \48,384 |
PRIME | P-04B | \48,720 |
PRIME | N-04B | \59,808 |
PRIME | SH-07B | \59,808 |
PRIME | F-06B | \59,808 |
ドコモ定価は 6万円強 しかし、実質支払額は 2万円のカラクリ
ここまでで、いくつか価格が登場してきた。
まず、2010年6月18日時点の「dynapocket T-01B」の販売価格は 約6.9万円。
しかし、ヨドバシカメラ等量販店店頭では、約 3万円とされ、実際の支払い価格は、2-4万円程度となる。一体どうなっているんだろう? 特にウィルコムや、イー・モバイルといった割と新しいキャリアを専門にしてきた私にはよくわからなかった。が、この2日間に学習したカラクリを紹介しよう。「ここ3年くらいケータイ変えてないよ~」という人は、おそらく私と同レベル。ぜひ、参考にしてほしい。
まず、ざっくりした話をすると、「標準価格」とか「携帯電話端末」と言われる端末本体の価格がある。これに、様々なキャンペーンを複数適用することで、だんだん価格が下がっていって、最終的に、その付け足し等で 2-4万円という支払額になっていくのだ。
端末価格 「dynapocket T-01B」は約6万円
「dynapocket T-01B」の場合、約 6万円だった。
購入した新宿西口のヨドバシカメラ・マルチメディア間では、\62,034 となっているが、NTTドコモショップでは、\64,134 という回答が多かった。実際には、ドコモショップでも毎週のように価格改定が行われているため、皆様が購入に行ったときには、実際にこの価格ではないかもしれないが、おそらく今より高くなっていることはないだろうと思われる。
キャンペーン各種 条件によって組み合わせて最大で3万円程度割引に
そして、このキャンペーン価格がいろいろあるのだ。
まずは2010年6月18日時点でのキャンペーン概要を紹介しよう。
端末購入サポート 約2万円割引き
- 2年間の継続利用が前提の割引プランで、約 2万円割引される。
- 25ヶ月以降、解約する際には違約金が取られないが、例えば12ヶ月目に解約すると約1.1万円程度が違約金として請求されることになる。
デビュー割 約 9千円割引
ご愛顧割 約4千円割引
ドコモキャンペーン割引 3万円割引
- ヨドバシカメラの店頭で適用されたプラン。
- 新規・一括で、端末購入サポート相当と「ひとりでも割★50」がセットになった条件で適用されたらしい。
チェンジ割 約 1万円割引
- デビュー割との併用が可能
- 他社からの MNP や、他社携帯を解約した際に適用される割引。
- 実際には他社のMNP予約番号を見せればそれで自動的に MNPされて、古い携帯電話会社の契約が解約されることになるらしい。(もちろん、その際に前の携帯電話会社からは、解約定数料と、2年縛り等があった場合には、その違約金の請求が来ることになる。)
オプション契約割引
- 一括支払い割引
- 指定プラン割引
など、店舗によっても異なる名前で呼ばれているらしい。
今回は、パケ・ホーダイ・ダブルに契約すると 525円割引、ゆうゆうコールに契約すると 525円割引という内容だった。他にも、様々なキャリアのサービスを契約すると●●円割引という風に提示されるようだった。
具体的な価格例
下記に、今回、自分が契約した「dynapocket T-01B」の契約の内容を紹介しておこう。
まず、ドコモキャンペーン割引とやらで 「新規・一括で、端末購入サポート相当と「ひとりでも割★50」がセットになった条件で適用されたらしい。」とにかく2年間以上の利用が義務づけられ、25ヶ月目以外の解約では常に 9,975円かかることになってしまっている。
つまりドコモ回線を止めるな、というわけだ。
次に上記の条件に含まれなかった「チェンジ割」を適用した。これで、10,500円割引だ。
これまで使っていたイー・モバイル回線が気が付くと2回線も契約していたので、そのうちの1回線を解約することにした。
最後にオプション割引。こちらは指定オプション毎に 525円割引と言うことだった。
今回は上記に紹介したように「パケ・ホーダイ・ダブル」、「ゆうゆうコール」で、それぞれ525円割引という内容だった。
ゆうゆうコールは、設定した電話番号への通話が安くなると言うものらしいが、ぱっとケータイからかけたい番号が浮かばなかった (だってメインはウィルコムだもの) のと、後々解約を忘れそうなので、絶対使うでしょ、っていうパケ・ホーダイ・ダブルのみを契約した。
その結果が下記のレシート。

でもって内訳はこんな感じだ。
2010年夏モデル dynapocket T-01B | 価格 | 小計 | 備考 |
標準価格 | \62,034 | \62,034 | ヨドバシカメラ・マルチメディア館 |
端末購入サポート | \-30,072 | \31,962 | 2年間の継続利用が前提。 それより短期間に解約した場合には、月割りで、違約金が発生する。 ひとりでも割★MAX50 適用 こちらは、契約満了月の翌月以外の解約では、\9,975の解約金が発生。 |
デビュー割 | \-525 | \31,437 | パケホーダイダブル への加入が条件 |
チェンジ割 | \-10,500 | \20,937 | (他社からの乗り換え、ドコモ新規) 条件1) バリューコースで契約かつ新規 条件2) 40日以内に他者携帯電話契約を解約するか、MNP (MNPの場合には、MNP手数料が 2,100円程度かかるらしい) |
その他の価格情報も「価格」情報に
機種変や、ショップによっても料金は異なっている。
いくつかヒヤリングできた内容を紹介しておいたので、参考にして欲しい。
> T-01B/ここが知りたい/価格
さあ、ここまで分かったところで実際に契約だ。
NTT DoCoMo T-01B 購入レビュー一覧